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コラム

エキノコックス

エキノコックス症とは?

(1)エキノコックス症とは?
サナダ虫(条虫)の仲間で、キタキツネや犬などに寄生し、人に感染すると重い肝障害を起こします。今までは北海道のみで確認されていましたが、近年飼育者の転出等により、北海道以外でも報告されるようになりました。
2005年夏に、埼玉県内で捕獲された雌犬の便から虫卵が発見されました。しかしながら、埼玉県を含め北海道以外の地域で、エキノコックスの自然界での流行は確認されていません。

(2)症状
イヌはほとんど無症状で、便中に虫卵が出ます。人は感染後5~10年で肝機能障害が進行します。

(3)感染経路
ペットは体内に幼虫を持つ野ネズミを捕食することにより感染します。人は感染しているイヌやキツネの便中の虫卵を直接的に摂取したり、感染地域において虫卵に汚染された農作物や沢の水などを口にする事により感染します。つまり人から人、またはイヌからイヌへの感染は起こりません。

(4)検査
ペットには抗原検査や糞便検査があります。人は免疫血清学的検査、病理組織学的検査や画像診断があります。

(5)治療
ペットは駆虫薬でほぼ100%の効果が得られます。人は病巣の外科的摘出が選択されます。

(6)予防
発生地域ではキツネ、野良イヌや野良ネコなどに触らないようにし、ペットに触った後は手を洗うようにしましょう。管理されていない農作物や生水を口にしないようにし、ペットが野ネズミを捕食しないように気をつけましょう。またペットの定期的な糞便検査や駆虫を行いましょう。
発生地域以外ではペットの定期的な糞便検査をお勧めします。
更に発生地域へペットを連れて旅行した場合は、ペットの糞便検査、シャンプーや駆虫を行いましょう。

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